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自分の出生図を知りたい人へ

 どんな人でも、いままで人生の節目をいくつか経験されていることと思います。
インド占星術の魅力のひとつは、例えば数メートル先に見えている出来事を右か左か決めるということではなく、大きな人生の流れを知ることができることではないでしょうか。
もっと大きくとらえれば、前生にどのような人生を生きてきて、それが原因となり、その結果として今生生まれてきた意味と人生の目的が、生まれた瞬間の惑星配置から読みとることができるという、奥の深い学問ともいえるものがインド占星術なのです。

 惑星にはまったく興味がなくて知識がないという人でも、カレンダーの月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日は知っているでしょう。インド占星術では、この7つの惑星、月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽と、月と太陽の軌道の交点をあらわすラーフとケートゥの9つの惑星を使って表現します(ラーフとケートゥは実在しない惑星です)。

 インド占星術は、12ある星座(牡羊座、牡牛座・・・ 魚座)に9つの惑星がどこに散らばってりうのかを見ることで、様々な事柄を見ていくものです。
自分がどの町で、そして何時何分に生まれたか。朝に生まれたのか、夜に生まれたのかも知らない人も多いことでしょう。お母さんが母子手帳を持っていたら、生まれた場所や時間も明確にわかるでしょう。そのデータがあれば、人生の大きな節目も知ることができます(わからなくても、少しズレが生じますが、見ることはできます)。これがヴィムショタリ・ダシャーというもので、120年分出すことができる、人生の節目表です。

 生まれた瞬間、どこの星座にどの惑星があったのかをあらわしたのもが出生図、つまりチャートと呼ばれるもので、その横に人生の節目をあらわすヴィムショタリ・ダシャーが表示されます(○○年○○月○○日まで、1枚の用紙に刷り出されます)。

 実際に占星術の細かなことが何もわからなくても、ヴィムショタリ・ダシャーは誰にでも人生の節目をしっかりあらわしてくれているはずです。サイクルは、太陽期6年、月期10年、火星期7年、水星期17年、木星期16年、金星期20年、土星期19年、ラーフ期18年、ケートゥ期7年です。これを合計すると120年生きてすべての人生の波を経験することができるのですが、普通はそんなに長くは生きることができません。つまり『120年のサイクルの中のどの位置を今自分が生きているのですか?』ということを知ることができるのです。いわば人生の地図のようなものです。例えばAさんとBさん。現在同じ金星期を生きているのにAさんの金星期は華やかで楽しくても、Bさんの金星期はつらい時期である場合もあります。これは、出生図から読みとることができます。

 それぞれの惑星のサイクルを見ると、意外と十数年、20年近いスパンのダシャー(サイクル)は多いです。ですから長いダシャーが終わると、より一層人生の節目というものを認識できるはずです。誰かに何かを言われたわけでもないのに、急に他の仕事をやりたくなったり、新しいパートナーが見つかったり、住まいを引越したり・・・

 自分の出生図を見てみたいと思った人は、メールで生年月日、生まれた市区町村名、時刻をお知らせください。出生図を作成してお送りいたします。 info@darsana.asia

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