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インド占星術と生まれ変わり 3

 1982年1月24日、チベット・ラダックで大規模な政治デモがあり、警官が発砲した際に二名が死亡しました。そのうちの一人が、デモのリーダーだったウチョス・ランツォクという僧侶で、銃弾は右足の付け根から左の肩まで貫通していたということです。

 それから2年後の1984年に、ランツォクの出身地で生まれた赤ちゃんが彼の生まれ変わりと信じられるようになりました。その赤ちゃんはスキッジョルといい、2歳のときにはゾッパという名前を与えられました。

 ゾッパには、銃弾に倒れた僧侶、ランツォクの記憶があり、さらにランツォクと同じところに弾丸の痕があり、警官隊に撃たれたときの記憶ももっていました。

 こうして僧侶の生まれ変わりとして認められたゾッパのことは、ラジオでも放送されました。彼は、「トゥルク(化身)」といわれる生まれ変わりで、ゾッパの前生の記憶は、1歳半から4歳まであった、といわれています。

●過去記事 「インド占星術と生まれ変わり 2014/11/12
        「インド占星術と生まれ変わり 2 2014/11/17

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