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土星外惑星(トランスサタニアン) 天王星

 通常、天王星、海王星、冥王星の3惑星が土星外惑星(トランスサタニアン)とされています。西洋占星術では、これら3惑星にも12星座の支配星などとして割り当てるなど、技法の中に取り込まれていますが、インド占星術では一般的に土星外惑星を使用することはありません。ただし、他の惑星とのコンビネーションの中に、何らかの関係性があるという立場をとるインド占星術家もいることは確かです。

 天王星 ウラヌス Uranus は、1781年3月13日にイギリスで発見されました。天文学者のウィリアム・ハーシェルが望遠鏡で星を観測しているときに偶然発見されたといわれています。最初は彗星かと考えられたものの、その後の観測で軌道がわかり、惑星であることが判明しました。

 天王星の太陽からの平均距離は、28億7503万km、大きさは半径25559km、質量は地球の14.54倍になります。公転周期は約84年、自転周期は0.718日になります。

 太陽から7番目に位置する惑星である天王星は、公転軸と自転軸が98度も傾いていて、横に転がるように太陽の周りを回っていることになります。天王星の北極や南極の真上を太陽が通過することもあるそうです。また、天王星が青く見えるのは、最も外側にあるガスの層に含まれるメタンが赤い光を吸収するため、と考えられています。

宇宙情報センターのサイトより  探査機「ボイジャー2号」が撮影した天王星 (c)NASA/JPL uranus

宇宙情報センターのサイトより  探査機「ボイジャー2号」が撮影した天王星 (c)NASA/JPL uranus

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