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ハウス 2室について(口 くち、雄弁さ)

 インド占星術のハウスで2室には、「口 くち」という意味があります。ここから「雄弁さ」という象意(しょうい)も生まれます。

 中世ヨーロッパのキリスト教神学者で論理学者でもあった、ピエール・アベラール Pierre Abélard の考察をご紹介します。

 「余計な一言は、饒舌と同じく無益である。過ちの原因となりえる発言には、特に慎重でなくてはならない。命とりでかつ予防のむずかしい病のようなものなので、それだけに有効な対策を講ずることが必要である」。

 2室は、その人が話す話し方や内容などもあらわしています。

 なんとなく人間関係がうまくいっていない、とか、周囲の人としっくりいかない、というようなときは、その原因は「口」にあるかもしれません。

 その原因を自分で気づくのはなかなか難しいもので、誰かが指摘してくれるかというと、それもあまり頼りになりません。まずは、あまり余計なことはしゃべらないこと、それだけでも心がけてみるといいかもしれませんね。

この記事についての感想などはインド占星術の広場ダルシャナまでどうぞ。 info@darsana.asia

インド占星術の広場ダルシャナは、インド占星術(ジョーティッシュ)に関するいろいろな情報を発信します。

食べ物について 3 (ごはんを作ろう)

 なんとなく最近、落ち込んでいる。その原因は、仕事でもないし、人間関係でもない。少し風邪気味なことくらいで、とくに自分で思い当たるところもないような・・・

 そんな人に、「ごはんはどうしてますか」と聞くと、「だいたいコンビニで・・・」というような答えが返ってきました。

 原因不明の落ち込みは、それが原因かもしれなせんね。そういう場合は、ためしに自分でごはんを作って食べてみてはどうでしょうか。

 インドには、サットヴァ、ラジャス、タマスという言葉があります。手作りの食べ物には、人に幸福感を与えるエネルギーがあるとされています。どんなに忙しくても、フルーツや野菜くらいは自分で切ることはできるはずです。ごはんを炊いて、その炊きたてのごはんを食べることができたら、それは最高です。でも、作ってから時間がたち過ぎたものや、よこしまな、正しくない考えをもった人の手による食べ物も良いものとは言えません。

 一日3回の食事すべてとはいいませんが、せめて1回だけでもちゃんと作って食べたいものですね。

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