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惑星の生来的吉凶 弱い生来的吉凶(月の場合)

 生来的な吉星のなかでも月と水星は、条件によって吉星の力が失われて凶星化する場合もあることから、基本的に弱い吉星としてあつかわれています。この弱い吉星のうち、月についてみていきます。

 月は、まず明るさ、光の強さ弱さによって吉凶がかわります。月が太陽と対向にあれば満月で、光は強いわけですから、満月の瞬間(太陽と対向で同じ度数)が最も光が強いということになります。反対に、月が太陽とコンジャンクションしていれば新月で、光が弱いわけですから、新月の瞬間(太陽と同室で同じ同数)が最も光が弱いということになります。

 このように、月が満月に近くて光が強ければ強いほど、吉星としての性質が強まり、新月に近くて光が弱ければ弱いほど、凶星のような性質が強くなります。

 もうひとつ月についての考え方があります。それは、月と太陽の相対的な位置関係です。月と太陽が0度から180度の位置にある場合、ようするに新月から満月に向かって満ちていくときは、吉的な性質を意味することになります。その反対に、月が180度から360度の位置にあって、満月から新月にむかって欠けていくときは、凶的な性質を意味することになります。

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