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惑星 金星について(金星は真夜中には見えないってホント?)

 金星は、直径が地球の0.95倍、重さも0・82倍と、もっとも地球に似ている星です。太陽のまわりを約225日で一周し、自転周期は約243日というように、自転周期の方が長い星です。また、自転の方向が、他の星たちとは逆向きで、金星では、太陽が西から昇って、東に沈むそうです。

 金星は真夜中に見ることができないのか? 答えは、イエスです。金星は、地球からは、太陽の近くに見えることから、夜中ではなくて、夕方または明け方の空に見ることができる星です。これが「宵の明星」、「明けの明星」といわれる理由です。

金星 venus 宇宙情報センターのサイトより (c)NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University), and M. Wolff (Space Science Institute, Boulder)

金星 venus 宇宙情報センターのサイトより (c)NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University), and M. Wolff (Space Science Institute, Boulder)

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ダシャーの構造

 インド占星術でもっとも重要視されるダシャーは、ヴィムショタリー・ダシャーです。各惑星にマハー・ダシャー(maha dasha) といわれる期間が割り当てられていて、すべての惑星が一巡するには120年かかります。

 ダシャーには、まずマハー・ダシャーといわれる大きな流れ、周期があります。具体的には、太陽期6年、月期10年、火星期7年、水星期17年、木星期16年、金星期20年、土星期19年、ラーフ期18年、ケートゥ期7年というように、各惑星に周期が割り当てられています。ダシャーが巡ってくる順番は、ケートゥ、金星、太陽、月、火星、ラーフ、木星、土星、水星で、一般的な曜日の順とは異なっています。

 ダシャーの構造は、もっとも大きな流れの周期であるマハー・ダシャーの期間の中に、さらに細かい周期としてアンタラ・ダシャー (antar dasha) という流れがあります。インド占星術では、主にこのマハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーが示すタイミングが、人生においていろいろな経験をする運命サイクルと考えます。アンタラ・ダシャーの順番もマハー・ダシャーと同じで、ケートゥ、金星、太陽、月、火星、ラーフ、木星、土星、水星の順です。また、アンタラ・ダシャーは、マハー・ダシャーと同じ惑星からはじまります。例えば、金星マハー・ダシャーの最初のアンタラ・ダシャーは金星で、次のアンタラ・ダシャーは太陽です。

 マハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーよりさらに細かいダシャーとして、3番目、4番目、5番目のダシャーもあります。細かいタイミングを知りたい場合は、3番目の周期であるプラティアンタラ・ダシャー (pratyantar dasha) まで見ることもありますが、通常は、マハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーのタイミングを見ることで、運命サイクルを読みとっていきます。参考までに、4番目の周期はスークシュマ・ダシャー(sookshma dasha)、5番目の周期はプラーナ・ダシャー(prana dasha)といわれるものです。

 神田沙也加さんのヴィムショタリー・ダシャーのマハー・ダシャーとアンタラ・ダシャーになります。1986年10月1日、生まれたときのダシャーは、ケートゥ-ラーフ期です。現在は太陽-ケートゥ期、2016年3月25日に、マハー・ダシャーは太陽期から月期に変わります。

神田沙也加 ヴィムショタリー・ダシャー マハー・ダシャー&アンタラ・ダシャー

神田沙也加 ヴィムショタリー・ダシャー マハー・ダシャー&アンタラ・ダシャー

 

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