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カルマについて 2

 新しい年がはじまって10日以上経ちましたが、いろいろな事故のニュースを聞いていると、あらためてカルマのことを考えさせれます。

 どう考えてもこういう状況では死んでしまうだろう、というようなケースもあれば、窮地を脱して生き延びるケースもあります。

 カルマは、良いことも悪いこともすべてをさしてカルマと言いますが、カルマはいずれは自分のところに返ってくるものです。いまの自分のカルマが、死んだあと、次の生を受けたときに返ってくることもあれば、自分自身だけではなくて、自分のまわりの人へ影響する場合もある、ということを心にとめておかなければいけません。

 聖者パラーシャラが語っています。

 「『生まれた子どもは、最初の4年間は母親の悪業によって生命の危険にさらされることがある。次の4年間は父親の悪業によって、そして12歳までの4年間は子どもの自身の悪いカルマによって、生命の危険にさらされることがある』と記されています。人の死に様は、前生のカルマの結果として1人1人に定められています。刑罰によって、不治の病で、武器で、毒で、水に溺れて、火に焼かれて、または高所から落下して、人は死ぬ可能性があります。死の瞬間、意識があるのかないのか、家にいるのか、移動の最中か、外国にいるか。」

(K.N.ラオ先生『運命と時輪 Astrology,Destiny and the Wheel of Time K.N.Rao』より)

●関連記事 「カルマについて  2014/11/09」 はこちらです。

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