印象派、日本の浮世絵版画などにも影響を受けながら、独自の画境を開いたフランスの画家、アンリ・トゥルーズ・ロートレック Henri Toulouse-Lautrec のチャート(ホロスコープ)です。
1864年11月24日 6時00分 フランス・Albi 2E09 43N56 ZONE0:09で作成しています。
トゥルーズ・ロートレックの生家はフランスの伯爵家で祖先は9世紀までさかのぼることができる名家でした。8歳頃から絵を描きはじめその才能を見いだした母親は画家のレッスンを受けさせました。13歳のときに左の大腿骨、14歳のときに右の大腿骨をそれぞれ骨折したために脚の発育が停止してしまい、成人したときの身長は152cmに過ぎなかったといわれています。
才能をあらわす5室の支配星である土星は4室も支配するラージャ・ヨーガ・カーラカの強さで家柄をあらわす1室で高揚、権力や身体的苦悩をあらわすシャシャ・ヨーガを形成しています。
トゥルーズ・ロートレックはパリの「ムーラン・ルージュ(赤い風車、仏: Moulin Rouge)」をはじめとしてダンスホールや酒場などに入り浸り夜の世界の女性たちに共感、彼女たちを愛情のこもった筆致で描きました。その作品には「ムーラン・ルージュ」などのポスターの名作も多く、ポスターを芸術の域にまで高めた功績でも美術史上特筆されるべき画家であり「小さき男(プティ・トム、仏: Petit Homme)、偉大なる芸術家(グラン・タルティスト、仏: Grand Artiste)」と形容されました。
獲得をあらわす2室には社会的評価をあらわす11室の支配星で名誉をあらわす太陽と名誉をあらわす木星がコンジャンクションして威厳をあらわすスーリヤ・グル・ヨーガが形成されています。
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