インド占星術では12のハウスにそれぞれ象意(しょうい)といわれる意味がありますが、各ハウスをテーマごとに分類、グループ化するという考え方があります。そうすることで、良いハウスや悪いハウス、影響が強いハウスなど、ホロスコープを読み解く大切なポイントのひとつになります。
12のハウスを人生の目的や方向性にわける、という考え方があります。4つにわけるので、ひとつのグループには3つのハウスがあることになります。この3つのトライアングルをトラインという言い方をすることもあります。
1室、5室、9室は、ダルマ Dharma ・ハウスです。ダルマ・ハウスは、精神性や宗教性、社会の中の道徳や倫理など、法則をあらわすグループといえます。
2室、6室、10室は、アルタ Artha ・ハウスです。アルタ・ハウスは、お金を稼ぐことや仕事、財産の蓄積などをあらわすグループといえます。
3室、7室、11室は、カーマ Kaarma ・ハウスです。カーマ・ハウスは、感覚的、肉体的な楽しみなどをあらわすグループといえます。
4室、8室、12室は、モクシャ Moksha ・ハウスです。モクシャ・ハウスは、欲望からはなれて、解脱・悟りに向かう神秘性、霊性などをあらわすグループといえます。
ハリウッド俳優のブラッド・ピット Brad Pitt さんのチャートです。
アルタ・ハウスの2室に、太陽、月、火星、水星、ケートゥと5つの惑星が集中しています。人生の目的や方向性が、仕事をや財産の蓄積である、アルタ・ハウスでの惑星集中をよくあらわしていますね。
●過去記事 「夫婦のチャート Brad Pitt ブラッド・ピット&Angelina Jolie アンジェリーナ・ジョリー 2014/12/01」
「チャンドラ・マンガラ・ヨーガ(ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーのチャート) 2014/12/09」
この記事についての感想などはインド占星術の広場ダルシャナまでどうぞ。 info@darsana.asia
インド占星術の広場ダルシャナは、インド占星術(ジョーティッシュ)に関するいろいろな情報を発信します