カテゴリー別アーカイブ: カルマ

6月21日は「国際ヨガの日」です

 2014年12月に国連で定められた「国際ヨガの日」は、今年で2回目となり、日本でも各地でいろいろなイベントが予定されているようです。

 インドでは、子供のころから学校でヨガを行っているそうで、2014年11月には、モディ政権によりヨガの普及を目的とした「ヨガ省」も設立されています。

 6月21日は、一年のうちで最も昼の時間が長い夏至にあたり、心と体のバランスを重要視するヨガにとっては大切な日といわれています。夏至は太陽が一番高くエネルギーも強いことから、太陽礼拝にもヨガにも最適といわれているそうです。インドでは、大規模なイベントが行われる予定で、ヨガを世界遺産にしようという動きもあります。

 日本でも、インド大使館主催の無料イベントなど、多くのイベントが予定されています。2016年6月21日、夏至のチャートを作ってみました。

 2016年6月21日 12時00分  東京  139E41  35N41  で作成しています。

2016年6月21日 夏至 summer solstice  ラーシ・チャート(ホロスコープ) 201606211200 summer solstice D1

2016年6月21日 夏至 summer solstice  ラーシ・チャート(ホロスコープ) 201606211200 summer solstice D1

※このページの内容は、インド占星術の入門から次のステップとしての初級レベルとなります。
  インド占星術をはじめて学ぶという人は、先に入門の内容を理解することをおすすめいたします。

●「インド占星術の広場ダルシャナ 入門(ステップ1)の「カテゴリー別 投稿一覧」はこちらです。

●関連記事 「ヨーガ(修行)とは何か
        「カルマについて 2014/11/09

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カルマについて 3

 インドで鑑定を受けたという方のお話です。

 「あなたは、来年結婚できます」と言わて、とても喜んで日本に帰ってきました。ところがその人は、その後結婚できないまま60歳を過ぎて、一人で施設に入ってしまったそうです。

 おそらくその人は、「結婚できる」と言われたことに安心してしましって、自分からは何もすることなく、ただ自然の成り行きにまかせて時間を過ごしてしまったのではないでしょうか。

 鑑定の結果というものは、もしも悪い内容であれば、できるだけそうならないように、最善の努力をしなければいけません。そして、良い内容であっても、それに甘えて何の努力もしなければ、良い結果を得られなくなることもある、ということです。

 人はどうしても、楽な方に流されやすいものです。幸運が転がり込んでくるのをただ待っているだけの人は、幸運が転がってくるタイミングだけを知りたがります。恋愛も、誰かがパートナーを運んできてくれる、と思っているのかもしれません。仕事にしても同じです。周りの人と同じように、ただ日々の流れに流されているだけの人に、輝ける日が突然訪れることはありません。

 カルマを植物にたとえると、わかりやすいかもしれません。種をまき、暖かくなったら芽が出て成長し、花を咲かせたら、その後は枯れて、また土にかえります。運命が種なら、農地が努力です。いくらよい種でも、努力しだいで収穫に大きな違いがあらわれます。一生懸命努力する人には、人生の豊かな収穫のときが訪れるでしょう。

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ヨーガ(修行)とは何か・・・

 ヨーガは、心(チッタ citta)が、さまざまな形(ヴリッティ Vrttis)をとるのを抑制することである。

 チッタはみずうみでヴリッティは波のこと。たとえば、あることばを聞きます。そのことばは、チッタというみずうみに投げ込まれた一個の石のようなものです。それは波をたて、その波が一連のさざなみをおこします。これが記憶です。

 みずうみの表面でふるえている振動のようなもの、これがわたしたちの活動によって起こるものなのですが、この振動が消えるとサムスカーラと呼ばれる印象だけが残されます。その結果、印象の総計として、わたしたちの性格と呼ばれるものが作られることになります。

 以前にも、習慣について書きましたが、習慣のみが性格を変えることができる、ということです。もしも悪い習慣をなおしたいと思っているのなら、あきらめずにコツコツと良い習慣を行うよう、たえずきよらかな思いをもって、悪い印象をおさえていく、ということですね。

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習慣について

 インド占星術の相談の中には、自分の性格に悩んでいる、という人がいます。なかなか自分で自分の性格を変えることは難しいものですが、なにか良い方法はないのでしょうか。

 そういう悩みを抱えている方にお聞きします。みなさんは、普段どのような習慣をお持ちでしょうか。

 「性格は、くりかえされる習慣であり、くりかえされた習慣のみが、性格を変えることができる」という言葉があります。

自分の性格を変えたい、と思うなら、まず普段の習慣を変えることを考えてみる必要があります。習慣は第二の性質、とも言われています。

もちろん、自分でよく考えて、良い習慣を身につけることが大切ですね。

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        「カルマについて2  2015/01/13

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カルマについて 2

 新しい年がはじまって10日以上経ちましたが、いろいろな事故のニュースを聞いていると、あらためてカルマのことを考えさせれます。

 どう考えてもこういう状況では死んでしまうだろう、というようなケースもあれば、窮地を脱して生き延びるケースもあります。

 カルマは、良いことも悪いこともすべてをさしてカルマと言いますが、カルマはいずれは自分のところに返ってくるものです。いまの自分のカルマが、死んだあと、次の生を受けたときに返ってくることもあれば、自分自身だけではなくて、自分のまわりの人へ影響する場合もある、ということを心にとめておかなければいけません。

 聖者パラーシャラが語っています。

 「『生まれた子どもは、最初の4年間は母親の悪業によって生命の危険にさらされることがある。次の4年間は父親の悪業によって、そして12歳までの4年間は子どもの自身の悪いカルマによって、生命の危険にさらされることがある』と記されています。人の死に様は、前生のカルマの結果として1人1人に定められています。刑罰によって、不治の病で、武器で、毒で、水に溺れて、火に焼かれて、または高所から落下して、人は死ぬ可能性があります。死の瞬間、意識があるのかないのか、家にいるのか、移動の最中か、外国にいるか。」

(K.N.ラオ先生『運命と時輪 Astrology,Destiny and the Wheel of Time K.N.Rao』より)

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子供のころの夢は何ですか?

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry デッザン1

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry デッザン1

 このイラストに見覚えがあるでしょうか。
 いったい何に見えますか?

 星の王子さまで有名なフランスの作家、サン・テグジュペリが子供のころにはじめて描いたデッサンです。彼はこの絵を大人たちに見せます。大人たちは「帽子でしょ」と答えますが、彼は帽子を描いたわけではありませんでした。

次は、6歳のサン・テグジュペリが2番目に描いたデッサンです。

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry デッザン2

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry デッザン2

 彼は、帽子を描いたわけではなく、象を飲み込んで消化しているウワバミ(巨大なヘビ、おろちのこと)を描いていたのです。大人たちは、こんな絵なんか放っておいて、地理とか歴史、算数とか文法に興味をもつように忠告します。6歳だったサン・テグジュペリは絵描きになることをあきらめて、飛行機のパイロットになりました。それでもサン・テグジュペリは、43歳のときに自身で描いた素朴な挿絵を含めた「星の王子さま」を出版することになります。

 サン・テグジュペリのように、子供のころに思い描いていた夢を、まわりの大人たちにつぶされた、というような経験をされた人もいると思います。でも、絵描きではないけれど、彼のように40歳を過ぎてから出版というかたちで絵を世に送り出すという夢を叶えてしまうこともありますね。

 自分は本当はなにがやりたかったのだろう。小さかったころの記憶をもう一度よみがえらせてみてはどうでしょうか。これから先、未来につながるヒントが隠れているかもしれませんね。

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すべてのカルマははたらきによって決まる

 今年も残すところあとわずか、まもなく新年、お正月を迎えます。日本人にとって元旦というのは、一年の大きな節目として、新しい目標を立てたり、気持ちを新たに入れ替えるのにふさわしいとき、といえます。

 お正月は、毎年多くの人が神社仏閣などに初詣に出かけます。そこでいろいろなお願いごとをしながら、神様や仏様に手を合わせますが、カルマという考え方では、ほんとうに自分のものになるものは、自分の手で稼いだものだけ、といわれています。

 自分の手で稼いだものでなければ、何ひとつ手に入れることはできない、ということです。それは、自分のカルマが、自分のものとして得られるものや、理解し得るものを決定する、ということでもあります。

 また、現在の状態は自分の過去の行為の結果である、現在の自分の行動が将来の結果を生む、というのがカルマの考え方です。自分の現在の状態に対する責任は、自分自身にある、ということです。

●カルマ 過去記事 「カルマについて 2014/11/09
              「かたちあるものとないもの 2014/11/11

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かたちあるものとないもの

 かたちのあるものは、いつかなくなります。人間もかたちあるものとして生まれたからには、死ぬときがきます。

 たとえば、会社の肩書もかたちあるものですが、いつまでもこの肉体を所有していることができないのと同じで、年をとればいつかは社会的な地位も手放すときがきます。

 私たち人間がこの世で不幸であると感じる原因は、快楽であると、と言われています。快楽こそが追求すべき理想である、と思い込んでいるところです。

 実は人間が幸福になろうとして手に入れたものや、こうすれば幸福になれると思っていることというのは、それにとらわれたり、しがみついたり、一生懸命それを維持しようとするために、苦しくなってくることもある、ということです。

 では、私たち人間はどこへ向かえばいいのでしょうか。快楽を目標にすることが不幸の原因であるとしたら、カルマ・ヨーガという考え方には、こう書かれています。「人類の目標は知識です」。

 人間は考える動物ですし、感情の動物なので、かたちある物質だけでは満たされることはない、ということなのでしょう。

 ある人は、物事をあまり深く考えることもなく、一生を過ごし、死んでいくかもしれません。なんとなく疑問には感じていても、物事の本質について気づかないふりをしている人もいるかもしれません。

 かたちあるものは、いつかはなくなるけれど、かたちのない知識は一度手に入れてしまえば、誰かに奪われることもありません。それはずっとあなたのものになるのです。

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カルマについて

 カルマという言葉を聞いたことはありますか?

 カルマはサンスクリット語です。インド占星術でもサンスクリット語が多く使われていますが、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

 良くも悪くもすべての行為はカルマ、やったことすべて、です(専門的には、カルマは行為の結果を意味します)。

 あなたがこのサイトを見つけて、このページを読んでいることもカルマのひとつです。他のサイトを探していて、たまたまこのサイトにたどり着いて、読むつもりもなかったけど読んじゃいました、これもあなたのカルマになります。

 いままでの人生も、これからの人生も、すべてはひとつひとつの行為の積み重ねです。どのタイミングで人と出会った、とかも同じです。その人と出会うタイミングが違ったら、当然結果も違ってくることになります。

 自分の人生を振り返って、思ったことと違った道を歩んできた、と思っている人でも、それはそのように生きるカルマを持っていたから、ということになりますね。

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