木星が高揚、ムーラトリコーナ、自分の支配する星座に在住(定座・自室)し、同時にケンドラ・ハウスに在住した場合、ハンサ・ヨーガとなります。
ハンサ・ヨーガは、木星があらわす道徳性、宗教性、学識などの意味が強くなって、気高さや威厳、高い地位などを得ることになります。
さらに、このヨーガが十分な力を発揮するためには、木星が強い状態でなければいけません。ここでいう木星が強い状態というのは、方角の強さ、ヴァルゴッタマ、木星に対する他の惑星とのコンビネーションのことです。
例えば、太陽や月が、木星とコンビネーションを組んでいると、人生のすべての期間に影響を及ぼす力は失われる、というものがあります。ヨーガの力があらわれるのは、ヴィムショタリー・ダシャーで水星のダシャーが巡ってきているときや、木星がコンビネーションを組んでいる惑星ダシャーの期間などということになります。
昭和天皇の木星は、1室射手座と4室魚座を支配して、1室に在住してハンサ・ヨーガが成立しています。1室は自分自身や家柄をあらわし、木星は伝統をあらわします。その木星には、カリスマをあらわす土星がコンジャンクションしています。
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