インド占星術におけるヨーガとは、惑星やハウスが特別な法則によって結びつくという意味をあらわすことばです。

　パンチャ・マハープルシャ・ヨーガは、太陽と月以外の火星、水星、木星、金星、土星の５つの惑星がそれぞれ作るヨーガで、それぞれの惑星ごとに名前がつけられています。このヨーガは、ヨーガを作る惑星の特徴にあった偉大な人格をあらわすといわれています。

　このパンチャ・マハープルシャ・ヨーガの成立条件は、惑星が高揚、ムーラトリコーナ、自分の支配する星座に在住（定座・自室）し、同時にその惑星がケンドラ・ハウスである１，４，７，１０室に在住していることです。

　さらに、このヨーガが十分な力を発揮するためには、その惑星が強い状態でなければいけません。ここでいう惑星が強い状態というのは、方角の強さ、ヴァルゴッタマ、その惑星に対する他の惑星とのコンビネーションのことです。

　例えば、太陽や月が、パンチャ・マハープルシャ・ヨーガの惑星とコンビネーションを組んでいると、人生のすべての期間に影響を及ぼす力は失われる、というものがあります。ヨーガの力があらわれるのは、ヴィムショタリー・ダシャーでその惑星のダシャーが巡ってきているときとか、そのダシャーの惑星とヨーガを作る惑星がコンビネーションを組んでいる期間などということになります。

パンチャ・マハープルシャ・ヨーガ Pancha-Mahapurusha Yogas

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