2011年3月11日の東日本大震災以降、放射能による汚染の広がりが明らかになって、野菜や家畜、魚など、いろいろな食品に影響が出てきていることがわかってきました。2014年には、ホテルやデパート、レストランなどによる食品の産地偽装が明るみになって、世間を騒がせた時期にもなりました。食に対するブランド化が進んで、消費者もそれを望むことから、提供・サービスする側も顧客の支持を獲得するため、また利益を優先するばかりに起こった事件、ということでしょうか。2000年代になってから狂牛病や鳥インフルエンザ、豚ウィルス、最近では中国のチキンの問題も大きくニュースになりましたね。こういうニュースに触れるたびに、食べ物についてあらためて考えさせられてしまいます。
食物は三つの原因から不純になる、と言われています。
1.ニンニクなどのように、食物自体の性質によるもの、
2.よこしまで、非難されている人々からきたもの(生産者、提供者などでしょう)、
3.ゴミや髪の毛のような、物質的に不潔なものが混ざっているもの。
『食べ物が清らかであると、サットヴァ(調和、安定、喜びなど)の要素が清められ、記憶力が確実になる、とも言われています。
例えば、ファーストフード店やファミリーレストラン、居酒屋チェーン店など加工食品を多く扱うお店とか、コンビニエンスストアやスーパーなどで売られている添加物や化学調味料などを含むお惣菜とか、それらを口にすることで、敏感な人だと体に何らかの異変を感じる人も少なくないのではないでしょうか(もちろん、なんともない人もたくさんいると思います)。
加工食品とは別の話ですが、そもそも肉が食べられない、という人もいます。その理由は、身体的なアレルギーということではなくて、例えば鳥を屠殺する光景を見て以来、まったく食べることができなくなった、というケースもあるでしょう。人間は、本当に動物を殺してその肉を食べなければ生きていけない生き物なのか。みなさんはどのように思われますか?
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