食べ物について 2 (バターが足りない)

 今朝のニュースで「お店にバターがない」と言っていました。これからクリスマス・シーズンになろうというときにバターが足りないので、いったいどうなるのか、というニュースです。

 いま酪農がどんどん減っているそうです。やる人も減っているし、牛のエサになるトウモロコシなどのエサ代が高くなって、かわりに豆腐のおからなどを与えたりして工夫しても、経費の削減になるほどのものでもないそうです。バターは牛のお乳から作るので、牛の病気などもバターが作れない原因のひとつらしいです。牛のエサ代が高くなり、経費がかかり過ぎて、酪農家がどんどん減っている、ということは、やっぱり人間が肉や乳製品を食べ過ぎているってことになるのでしょうか。

 牛だけでなく、豚や鳥などに食べさせるエサを作るために地球上の樹木が伐採されつづけている、という事実もあるようですね。世界中の穀物は、1年間に人間が必要とする量のおよそ2倍生産されているのに、それでも食料が不足してしまう。それは人間が食べるだけではなく、牛、豚、鳥などの家畜のエサになっているから、というデータもあります。

 食べる、ということをあらためて考えてみること、それは生きる、ということを足元から見つめ直すことにつながると思います。

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