惑星が強い状態かどうかを知る方法として、その惑星が強さを得る方角(ディグバラ)にあるかどうか、というものがあります。
太陽から、土星までの7つの惑星には、それぞれ強くなる方角があります。太陽と火星は南、月と金星は北、水星と木星は東、土星は西です。
それぞれの惑星が強くなる方角である東西南北をホロスコープに置き換えます。インド占星術では、その人が生まれた瞬間に、東の地平線上に上昇してきた星座をアセンダント、1室とするので東が1室になります。対向にある7室が西、天頂をあらわす10室が南で、その反対の4室が北ということになります。
整理すると、1室は東で水星と木星が強くなる方角です。4室は北で月と金星が強くなる方角、7室は西で土星が強くなる方角、10室は南で太陽と火星が強くなる方角ということになります。
惑星が強さを得る方角と逆の方角は、惑星が弱くなる方角ということも覚えておいてください。
美智子皇后さまのチャート、ホロスコープです。
1934年10月20日 7時43分 東京都・文京区生まれ 139E44 35N42 で作成しています。
アセンダント(ラグナ)は天秤座、この1室で水星と木星が在住していますから、この2つの惑星は方角の強さを得ています。
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難解なインド占星術の基本
を分かりやすくご説明されてますね。
感銘&感謝!^ ^
川邊様
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
これからもわかりやすいインド占星術のサイトを目指していきたいと思います。