インド占星術の惑星で火星には、「怒り」という意味があります。
誰にでもこれまでの人生の中で、とてもくやしい思いをした経験というものがあるはずです。それはなかなか簡単に忘れることができるものではありません。
たとえば、こちらに非がないのに相手にひどい目にあわされた、というようなケースは特に強く心に残るものかもしれません。仕方なく我慢するしかない状況で、その思いを何年も抱えながら過ごさなければならないのは、とてもつらいことですね。
でも、こういうつらい経験は、実は必ずその人にとってプラスにはたらくものになります。怒りや憎しみという感情をおさえることは、とても良いエネルギーが自分の中にたくわえられる、といわれています。そして、そのエネルギーをもっと高い力のエネルギーに変えることができるとしたら、もしもひどい目にあったとしても、相手に対して仕返しをしようなどと考えてはいけません。そういうときは、自分の中に良いエネルギーがたくわえられるチャンスなんだ、ということを思い出してください。
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