乙女座が意味する場所の中に、穀物を栽培している土地、があります。たしかに乙女座をあらわすイラストなどには、少女が片手に穀物の束のようなものを持っています。これは、麦の穂といわれています。
古代では、農業は最も主要な産業で、ギリシャでは5月や6月に収穫が行われていたそうです。乙女座がみえる時期は、主要な収穫物であったブドウと麦の成長に関係しています。
紀元前7世紀に、星の名前をリストにしたムル・アピンという粘土板がありました。それによると乙女座は、「畦(あぜ)」とされています。あぜは、あぜ道のあぜで、田んぼと田んぼの境に、泥をもって水が外にもれないようにしてある、あのあぜのことです。乙女座と農耕との関係がよくわかりますね。
●関連記事 「星座 牡羊座について(雇夫 こふ) 2015/12/07」
関連カテゴリー「星座」
この記事についての感想などはインド占星術の広場ダルシャナまでどうぞ。 info@darsana.asia
インド占星術の広場ダルシャナは、インド占星術(ジョーティッシュ)に関するいろいろな情報を発信します