通常、天王星、海王星、冥王星の3惑星が土星外惑星(トランスサタニアン)とされています。西洋占星術では、これら3惑星にも12星座の支配星などとして割り当てるなど、技法の中に取り込まれていますが、インド占星術では一般的に土星外惑星を使用することはありません。ただし、他の惑星とのコンビネーションの中に、何らかの関係性があるという立場をとるインド占星術家もいることは確かです。
冥王星 プルト Pluto は、1930年2月18日にアメリカのローウェル天文台のトンボーによって発見されました。ところが、2006年にチェコのプラハで開催された国際天文学連合総会で惑星が明確に定義されたことによって、惑星の定義からはずれることになりました。その理由は、「その軌道周辺で圧倒的に大きく、他の同じような大きさの天体が存在しないもの」という惑星の条件にあてはまらないというものです。実際に1992年には、冥王星と同じような場所に1000個を越える似たような天体が発見されていて、2003年には、冥王星よりも大きな直径をもつ天体まで発見されています。こうして、冥王星は惑星でもなく、衛星でもない天体として「準惑星」と呼ばれています。
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