インド占星術で使う9つの惑星は、生まれもった性質として、吉星か凶星にわかれます。
生来的な凶星(natural malefics)は、強い凶星が火星と土星、弱い凶星が太陽、ラーフとケートゥは、条件によって吉凶がわかれる場合もありますが、基本的には凶星と考えます。
K.N.ラオ先生の「運命と時輪 Astrology,Destiny and the Wheel of Time」の中にある『惑星とカースト』についてでは、太陽と火星がクシャトリヤ(軍人、警察、高い地位のある人)とされています。また、土星はシュードラ(奴隷、サービスをする階級)とされています。ラーフとケートゥはアンチャジ(外国人、異教徒)、つまりアウト・カーストとされています。このように、クシャトリヤとシュードラの2つのカーストとアウト・カーストとされる太陽、火星、土星、ラーフ&ケートゥが、インド占星術では生来的な凶星とされていることがわかります。
ビートルズの元メンバー、ジョン・レノン John Lennon さんのチャート、ホロスコープになります。
アセンダント(ラグナ)は、魚座です。7室乙女座には、太陽、火星、ラーフが在住。生来的な凶星といわれる3つの惑星が集中しています。
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