タグ別アーカイブ: 象意

惑星 表示体

 表示体というのは、カーラカ Karaka ともいわれるもので、数多くの惑星の象意のなかでも、もっとも重要と思われるものを意味すると考えればいいでしょう。そして、各惑星には、表示体に対応するハウスも割り振られています(ハウスの表示体については、ハウスで説明します)。

ここでは、わかりやすい例として、家族関係について説明します。

父親の表示体は、太陽です。
母親の表示体は、月です。
弟妹の表示体は、火星です。
兄姉の表示体は、木星です。
子供の表示体は、木星です。

こうした家族関係以外にも、結婚の表示体は金星、事故の表示体は火星、病気の表示体は土星などがあります。

※このページの内容は、インド占星術の入門から次のステップとしての初級レベルとなります。
インド占星術をはじめて学ぶという人は、先に入門の内容を理解することをおすすめいたします。

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ハウス 2室について(口 くち、雄弁さ)

 インド占星術のハウスで2室には、「口 くち」という意味があります。ここから「雄弁さ」という象意(しょうい)も生まれます。

 中世ヨーロッパのキリスト教神学者で論理学者でもあった、ピエール・アベラール Pierre Abélard の考察をご紹介します。

 「余計な一言は、饒舌と同じく無益である。過ちの原因となりえる発言には、特に慎重でなくてはならない。命とりでかつ予防のむずかしい病のようなものなので、それだけに有効な対策を講ずることが必要である」。

 2室は、その人が話す話し方や内容などもあらわしています。

 なんとなく人間関係がうまくいっていない、とか、周囲の人としっくりいかない、というようなときは、その原因は「口」にあるかもしれません。

 その原因を自分で気づくのはなかなか難しいもので、誰かが指摘してくれるかというと、それもあまり頼りになりません。まずは、あまり余計なことはしゃべらないこと、それだけでも心がけてみるといいかもしれませんね。

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星座や惑星の性質から読みとることができること

♂ オス ♀ メス こんなマークをどこかで見た覚えがあるかと思います。
惑星にも性別があって、太陽は男、月は女、火星は男、水星は中性、木星は男、金星は女、土星は中性です。
星座にも性質があります。惑星の男女のように、陽と陰などに分かれます。陽の星座は、牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座。陰の星座は、牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座です。陽の星座は、男性的で、陰の星座は女性的であることの意味を含んでいるので、陽の星座にある惑星と、陰の星座にある惑星の数を数えてみるとどうなりますか。アセンダントを入れて10個が陽と陰で何対何か。陽の方が多ければ、どちらかというとあなたの性質は男性的、陰の方が多ければ、女性的であると言えるかもしれません(これは内面的な傾向で、外見上という意味ではありませんよ)。

 次に、惑星の性質として色について説明します。太陽は暗い赤、月は白、火星は濃い赤、水星は緑、木星は金色、金星は白、土星は青です。この惑星の色からあなたは何をイメージしますか。金色を表す木星、それはグル(教師)を表します。赤を表す火星、それはスピードとか闘争を表します。緑色を表す水星は、論理的とかコミュニケーションを表します。白を表す金星は、乗り物を表します。人に例えるなら、その人の着ている服の色を連想するように、惑星が表す色から、その惑星の表す象意(しょうい)、惑星のもつテーマを連想することができるかもしれませんね。

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