夜空に赤い火星を見た、という人もいるでしょう。地球のすぐ外側をまわる火星には運河があるとか、火星人がいるのではなど、さまざまな興味をひく惑星が火星です。昔の人には、夜空をさまよう火星の赤い輝きは、とても不気味なものに見えたらしく、ギリシャ・ローマでは、戦争であるマース(アーレス)の名がつけられました。
太陽からの火星までの平均距離は、2億2800万キロメートルで、太陽と地球の間の距離の1.52倍。その軌道はかなり楕円形で、太陽に遠いときと近いときの差は、4250万キロメートルもあるそうです。ちょうど地球と並ぶように接近するとき、地球からの距離も、5600万キロメートルから1億100万キロメートルの間に変化します。
地球にもっとも近づいたときを「大接近」、もっとも遠いときを「小接近」とよぶそうです。火星の接近は、約2年2ヶ月ごとにくりかえし、大接近は、15年か17年ごとに起こる現象です。
最後に、なぜ火星が赤く見えるのか。その答えは、表面が酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石で覆われている、というのが答えです。
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