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星座 乙女座について(麦穂をもつ少女)

 乙女座が意味する場所の中に、穀物を栽培している土地、があります。たしかに乙女座をあらわすイラストなどには、少女が片手に穀物の束のようなものを持っています。これは、麦の穂といわれています。

 古代では、農業は最も主要な産業で、ギリシャでは5月や6月に収穫が行われていたそうです。乙女座がみえる時期は、主要な収穫物であったブドウと麦の成長に関係しています。

 紀元前7世紀に、星の名前をリストにしたムル・アピンという粘土板がありました。それによると乙女座は、「畦(あぜ)」とされています。あぜは、あぜ道のあぜで、田んぼと田んぼの境に、泥をもって水が外にもれないようにしてある、あのあぜのことです。乙女座と農耕との関係がよくわかりますね。

 

乙女座 Virgo 宇宙情報センターより virgo

乙女座 Virgo 宇宙情報センターより

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食べ物について 2 (バターが足りない)

 今朝のニュースで「お店にバターがない」と言っていました。これからクリスマス・シーズンになろうというときにバターが足りないので、いったいどうなるのか、というニュースです。

 いま酪農がどんどん減っているそうです。やる人も減っているし、牛のエサになるトウモロコシなどのエサ代が高くなって、かわりに豆腐のおからなどを与えたりして工夫しても、経費の削減になるほどのものでもないそうです。バターは牛のお乳から作るので、牛の病気などもバターが作れない原因のひとつらしいです。牛のエサ代が高くなり、経費がかかり過ぎて、酪農家がどんどん減っている、ということは、やっぱり人間が肉や乳製品を食べ過ぎているってことになるのでしょうか。

 牛だけでなく、豚や鳥などに食べさせるエサを作るために地球上の樹木が伐採されつづけている、という事実もあるようですね。世界中の穀物は、1年間に人間が必要とする量のおよそ2倍生産されているのに、それでも食料が不足してしまう。それは人間が食べるだけではなく、牛、豚、鳥などの家畜のエサになっているから、というデータもあります。

 食べる、ということをあらためて考えてみること、それは生きる、ということを足元から見つめ直すことにつながると思います。

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