タグ別アーカイブ: 赤さび

惑星 火星について(火星はなぜ赤い?)

 夜空に赤い火星を見た、という人もいるでしょう。地球のすぐ外側をまわる火星には運河があるとか、火星人がいるのではなど、さまざまな興味をひく惑星が火星です。昔の人には、夜空をさまよう火星の赤い輝きは、とても不気味なものに見えたらしく、ギリシャ・ローマでは、戦争であるマース(アーレス)の名がつけられました。

 太陽からの火星までの平均距離は、2億2800万キロメートルで、太陽と地球の間の距離の1.52倍。その軌道はかなり楕円形で、太陽に遠いときと近いときの差は、4250万キロメートルもあるそうです。ちょうど地球と並ぶように接近するとき、地球からの距離も、5600万キロメートルから1億100万キロメートルの間に変化します。

 地球にもっとも近づいたときを「大接近」、もっとも遠いときを「小接近」とよぶそうです。火星の接近は、約2年2ヶ月ごとにくりかえし、大接近は、15年か17年ごとに起こる現象です。

 最後に、なぜ火星が赤く見えるのか。その答えは、表面が酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石で覆われている、というのが答えです。

火星 mars 宇宙情報センターのサイトより (c)NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University), and M. Wolff (Space Science Institute, Boulder)

火星 mars 宇宙情報センターのサイトより (c)NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University), and M. Wolff (Space Science Institute, Boulder)

●関連記事 「惑星 火星について(怒り)  2015/01/23
  関連カテゴリー「惑星

この記事についての感想などはインド占星術の広場ダルシャナまでどうぞ。  info@darsana.asia

インド占星術の広場ダルシャナは、インド占星術(ジョーティッシュ)に関するいろいろな情報を発信します