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土星外惑星(トランスサタニアン) 海王星

 通常、天王星、海王星、冥王星の3惑星が土星外惑星(トランスサタニアン)とされています。西洋占星術では、これら3惑星にも12星座の支配星などとして割り当てるなど、技法の中に取り込まれていますが、インド占星術では一般的に土星外惑星を使用することはありません。ただし、他の惑星とのコンビネーションの中に、何らかの関係性があるという立場をとるインド占星術家もいることは確かです。

 海王星 ネプチューン Neptune は、1846年9月23日にドイツの天文学者のヨハン・ガレによって発見されました。天王星が発見されてから、さらに外側にも惑星があると考えられ、科学者はいろいろな計算を行いました。こうして、フランスの天文学者からの依頼を受けたガレがベルリン天文台での観測で天王星は発見されることなりました。

 海王星の太陽からの平均距離は、45億455万km、大きさは半径24764km、質量は地球の17.15倍になります。公転周期は約164年、自転周期は0.671日になります。

 太陽から最も離れた位置を公転する海王星は、45億km以上も離れているため、表面温度は摂氏マイナス220度近いといわれています。海王星は、天王星と同じようにガス層にはメタンが含まれていますがその量が多いことから、より青みが強いコバルトブルーに見えます。

宇宙情報センターのサイトより  探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星 (c)NASA/JPL neputune

宇宙情報センターのサイトより  探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星 (c)NASA/JPL neputune

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星の王子さま サン・テグジュペリのチャート(ホロスコープ)

 いくつかの惑星を旅する王子さまは、ある小惑星で一人の王様と出会います。この王様は、自分の権威が傷つかないことだけに執着しています。また、この王様は、他の惑星のことを「あれらみんなを支配している」と言いました。

 ある惑星では、事業家(ビジネスマン)にも出会います。その事業家はとても忙しく、計算ばかりしていて、王子さまがやってきても顔を上げようともしません。王子さまは「なにを計算しているのか」とたずねると、「惑星の数だ」と言いました。王子さまは「その星をどうするのか」とたずねると、その事業家は「どうもしやしないさ。所有しているだけだ」と答えました。王子さまが他の惑星で王様に会ったことを話すと、その事業家は「王様は所有しないんだ。支配するんだ。所有するのと支配するのとでは、大違いだよ」と言いました。

 この王子さまと事業家のやりとりを聞いていると、サン・テグジュペリは占星術的な知識も持ち合わせていたのかも、と思わせますね。

 サン・テグジュペリ Saint-Exupéry のチャート(ホロスコープ)になります。

 1900年6月29日 9時15分 フランス・リヨン 4E51 45N45 ZONE 2:20 で作成しています。

 アセンダント(ラグナ)は、蟹座19:12、月と水星とコンジャンクションです。

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry ラーシ・チャート(ホロスコープ)

サン・テグジュペリ Saint-Exupéry ラーシ・チャート(ホロスコープ)

 

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