インド占星術でコンビネーションというのは、惑星やハウスがなんらかの法則によって結びついている状態のことをいいます。
星座交換（Exchange エクスチェンジ）は、パリヴァルタナ・ヨーガ Parivartana Yoga ともいわれ、星座の支配星がお互いに相手の支配する星座に在住していることをいいます。さらに、お互いが支配するハウスが良いハウスの場合は良い影響を受け、悪いハウスの場合は悪い影響を受けるといわれています。
事例 鬼束ちひろ
鬼束ちひろさんの場合、７室に在住する水星と６室に在住する金星が星座交換しています。水星は３室双子座と６室乙女座を支配していて、どちらも凶ハウスですから、機能的に凶星化しています。金星は、２室牡牛座と７室天秤座を支配していて、２室はマーラカ・ハウスであり中立ハウス、７室はケンドラ・ハウスでありマーラカ・ハウスですから、この金星も機能的に凶星化しています。どちらも機能的に凶星化した水星と金星の星座交換ですから、このコンビネーションは、悪い方向へ影響をあたえることが考えられます。
鬼束ちひろさんは、自伝の中で、パニック障害や自殺未遂など、デビューからの壮絶な経験を告白していますが、人間関係をあらわす７室とトラブルをあらわす６室での星座交換で、お互いが機能的凶星化している星座交換の影響があらわれていることがわかります。
※このページの内容は、インド占星術の入門から次のステップとしての初級レベルとなります。
インド占星術をはじめて学ぶという人は、先に入門の内容を理解することをおすすめいたします。
鬼束ちひろ ラーシ・チャート（ホロスコープ） Onitsuka Chihiro D1
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