日別アーカイブ: 2014年11月12日

結婚運を占うポイント

 結婚運を占うポイントはいくつもありますが、そのひとつに7室に在住する惑星に注目する、というものがあります。

 あなたのホロスコープでアセンダントの反対側にあるハウス、7室にはどんな惑星がありますか。

 7室に在住する惑星の性質が生来的に吉星か、凶星か。吉星があれば結婚運にとっては良い状態ですし、凶星があれば結婚運にっては良くない状態、ということになります。

 生来的に吉星というと、強い生来的吉星は木星と金星です。弱い生来的吉星は月と水星です。次に生来的凶星というと、強い生来的凶星は火星と土星です。太陽は弱い生来的凶で、ラーフとケートゥは凶星になります。

 インド占星術は、いくつもの技法を複合的に見て占い占星術ですので、このポイントだけでその人の結婚運が良いとか良くない、と言えるわけではありませんが、判断するポイントのひとつであることには違いありません。

 「私の7室には惑星がありません」という方もいると思います。その場合、結婚運はどうなるのか? 在住する惑星がない場合は、そのハウスの支配星の状態を見る、という技法もありますが、それとは別の意味合いで、7室に惑星が在住していない場合、そのハウスのテーマにあまり関心がない、という見方もあります。実はあまり結婚のことを考えていない人、なのかもしれませんね。

この記事についての感想などはインド占星術の広場ダルシャナまでどうぞ。 info@darsana.asia

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インド占星術と生まれ変わり

 インド占星術は、輪廻転生(生まれ変わり)をベースに、人は死んだら終わりではない、という考え方の上に成り立っているといえます。

 人生は一度きりだから、思いっきり楽しまなきゃ、と思って生きている人も多いと思いますが、国によってはトゥルクという制度があって、同一人物の生まれ変わりを国が認める制度があるほど、人々には生まれ変わることは当たり前に信じられています。チベットのダライラマも、生まれる前の記憶をもって生まれてきた人ですね。

 前の生の記憶があるということは、いまは、前の生のつづきを生きている、ということです。前の生で得られた知識をすでにもって生まれてきている、という可能性だってあります。実は、人はみんな前の生の記憶を少しはもっているんじゃないか、と思うのです。普通は、小さい頃に忘れてしまうケースもあるかもしれません。人のクセとか、好きな場所だったり、食べ物の好みなんかもあるかもしれません。例えば、この人とは初めて会ったはずなのに、なんとなく懐かしいな、とか、気が合うな、とか。それは、前の人生のどこかで出会っていた相手なのかもしれませんね。

 知識も実は死んだ後の次の人生につなげていけるものだとしたら、早く手に入れた方がいい、という考え方もありますよね。いま何か人より上手くできることがあれば、それは前の人生で努力して手に入れていたものかもしれません。

 それでは、知識を得るにはどうすればいいのか。それは、打撃です。心と肉体のあらゆる打撃。人間は、そこから火がつくのです。いったん火がつくと、自らの力と知識が発見されるのです。これがカルマです。

 実は、この知識というのは、人の心の中に存在するのです。それを呼び出すための摩擦が必要なのです。実際の火起こし、みたいですが、まさにそういうことです。勉強にしても、仕事にしても、または恋愛も? どれもつらくて大変な面がありますが、それも知識を呼び出すためには必要なことなのです。

 人間は、厚い覆いにおおわれています。覆いおおわれたままの人は無知であり、それが完全に除かれたひとは、全知の人であるとされています。世俗的なものにしても、精神的霊的なものにしても、すべての知識は人間の心の中にあるとされています。ニュートンが万有引力を発見した、と歴史にはありますが、引力はリンゴの中にも、地球の中心にもありません。リンゴが落ちたことがニュートンにヒントを与え、彼は自分の心を研究したのです。さあ、あなたも何かに打撃を受けて、自分の心を研究してみてください。すでに、インド占星術があなたの心の打撃のひとつになっているのかもしれません。

ダライ・ラマ14世

ダライ・ラマ14世

ウィキペディアより

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